ビットコインが高騰中に今あえて言うビットコインのここがダメ!!~4つの問題~
こんにちわ、@まことです。
今から1か月半くらい前に中国の取引所の営業の自主規制やJ.PモルガンのジェームズダイモンCEOの発言により1BTC30万ほどの値を付けていましたが11月頭には80万を超える値を付けました。一か月半の間に2.5倍も価格が上昇しています。またおよそ1年で8倍の価格となっています
このあとsegwit2xの実装などあり、価格がどうなるかわかりませんが今、価格が上がるから良いものとは限りません。ここで一度冷静になりビットコインの良くないところ、いわゆるデメリットを考えてみましょう。今回は私が思うビットコインの問題を紹介して行きます。
1.スケーラビリティ問題
仮想通貨の中でビットコインの問題を語るときにスケーラビリティ問題を抜きでは始まらないでしょう。簡単に言うとビットコインは10分に一つ新しいブロックが生成されます。このブロックには1MBの容量がありますがこれが足りなくなっているのです。これを解決するために10分かかる時間を5分にするようにしたり、1MBの容量を2MBにするように分裂が起きようとしています。
このスケーラビリティ問題によってビットコインの処理速度が遅いといわれています。ちなみに主要仮想通貨の処理速度は以下のようになります。
ビットコイン およそ1秒で7件
ライトコイン およそ1秒で28件
リップル およそ1秒で1000件
ネム(カタパルト後) およそ1秒で4000件
それぞれの通貨は仕組みや目的が異なるので一概には言えませんが仮想通貨の中でビットコインの処理速度が優れているとは言い難いと思います。
2.マイナー問題(51%アタック)
ビットコインはPOW(Proof of work)というシステムでできています。このシステムは簡単に書くとマイナーといわれる人がビットコインの処理をする代わりにビットコインをもらうような仕組みです。マイナー達が行う処理をマイニングと言います。このように書くと買わずにビットコインが手に入って儲けれると思うかもしれませんが電気代などのことを考えるとバイトしていた方がましなくらいしかビットコインを得ることはできません。
そしてビットコインの取引を検証するのがマイニングによる処理で「この取引は正しい」と過半数の支持を得ているものが正しい取引としてブロックチェーン上に刻み込まれます。つまり実際に正しくない取引でも悪いマイナーがすべてのマイニング処理の51%以上を得てしまえば不正に取引を認めることもできます。もしそうした時には通貨としての信頼は地に落ちる可能性があります。
3.ナカモトサトシの100万BTC
ナカモトサトシは2008年にBTCに関する論文をネット上にアップし、2009年にビットコインのソフトウェアを発表し、ビットコインの採掘を行い、運用が開始されました。ナカモトサトシが日本人であるかは今回は置いておくこととしましょう。実はこのナカモトサトシがビットコインの総発行量2100万BTCの内の100万BTCを保有しているとされています。100万BTCは11月にはおよそ8000億円もの金額になります。そして未だにこの100万BTCは一回も取引されていません。もしこの100万BTCが市場に流出されればビットコインの価格は暴落するでしょう。
4.匿名性
ビットコインは匿名性が高いだなんていわれていますがそんなことは全くありません。むしろ今までのどの決済方法よりも匿名性が無いといえます。なぜなら2100万BTCすべての取引がブロックチェーン上に刻み込まれているから。
一見いいように聞こえますが見方を変えると問題とも考えられます。しかしビットコインが実際の生活に使われるとなると匿名性が問題になることも考えられます。例えば我々が普段の生活でジュース1本ビットコインを使って買うとしましょう、そうするとこの取引が世界中に知られてしまうわけです。普段の生活にそこまでオープンである必要はありません。この問題は考え方で良いようにも悪いようにも考えられます。
またこれから一つの通貨ですべてを賄うのは厳しいと考えられるかもしれません
今回書いた4つの問題以外にもビットコインやその他アルトコインは様々な問題を抱えています。それぞれの通貨の良いとこ、悪いとこを把握し投資することお勧めします。
ではまた次の記事で!
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